マドリードの有名バスク料理のお店「アサドール・ドノスティアラ」は著名人御用達。レアルの選手に会えるかも?

アサドール・ドノスティアラとは?

バスク料理のレストラン

アサドール・ドノスティアラは、
バスク料理のお店です。バスク地方は海の幸陸の幸が豊富に取れる地域であり、
それぞれの幸の旨味を上手く引き出した素朴[家庭的]で味わい深い色彩豊かな料理が楽しめます。

アサドール・ドノスティアラ
[ASADOR DONOSTIARRA]

はバスク語であり、

“asador”は「焼く」という意味、
”donostia”はバスク地方の都市「サン・セバスティアン」を指す言葉です。

数々のミシュラン掲載のお店を持つスペインの中でも、「美食の街」と呼ばれる「サン・セバスティアン」という都市名が店の名前についています。

サン・セバスティアンはミシュラン掲載店の宝庫です。

2014年番レッドミシュランにおいて、スペインの3つ星レストラン8軒のうち4軒がサン・セバスティアンにあるレストランだった。さらには、レストラン誌による2013年の世界ベスト・レストラン50では、上位10軒のうち2軒がサン・セバスティアンにあるレストランだった。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%BB%E3%83%90%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%B3#%E7%BE%8E%E9%A3%9F

そして、首都マドリードの中で1番人気のバスク料理店と言われているお店が、

今回紹介するアサドール・ドノスティアラです。

もう1つマドリードには有名なバスク料理のお店として、Mesón Txistuというレストランがありますが、ここもオーナーが同じで、同系統の人気レストランです。

レアル・マドリードの選手御用達

このレストランは、世界的なサッカーのビッグクラブ「レアル・マドリード」の本拠地「サンティアゴ・ベルナベウ」の近くに位置しています。

レアル・マドリードの選手たちが祝勝会を開いたり、プライベートでよく利用しているとのことです。

各界著名人の写真がずらり

レアルの選手に止まらず、各界の著名人も数多く訪れるほどの超人気店です。

運が良ければ、世界的な有名人にばったり出会うことができるかもしれません。

サッカー好きの俳優、勝村政信さんがアナザースカイでこのお店を紹介していました。

公式ホームページから予約可能

人気店で混雑することも多いため、訪れる場合は予約をして行きましょう!

ホームページから気軽に予約することができます。

ホームページ:https://www.asadordonostiarra.com/en/home/
営業日:毎日営業
営業時間:午前13:30〜16:00 午後20:30〜0:00(日曜日はランチタイムのみ)
最寄駅:Tetuán(徒歩5分)

外観・内装

外観①

周囲に商業的なお店はほとんどなく、住宅街の中にポツンと立っています。

外観②

高級料理店ですが、店の看板の字体はコミカルで気軽に入れる雰囲気があります。

中に入ってみると…

!!!!

クリスティアーノ・ロナウドベッカムジダンイニエスタ

その他数え切れないほどのスーパースター選手たちの来店写真が店中に貼られています。

これはサッカーファンには堪らないですね!!

料理を食べる前から興奮度MAXです!!

お店の内装

お店の中はとても広く、テラス席もあるそうです。

高級店とは言っても住宅街の一角にあり、堅苦しい雰囲気は全くありません。

料理とサービスを含め、家庭的な雰囲気が漂ってきて、とても居心地がよかったです。

料理

スポーツ選手がよく訪れるお店ということで、量が多いと聞いていたので、

今回は1番お手軽で安いコースにしました。

コース料理+ワインボトル1本で、1人60~70€程度でした。

コース料理1品目(生ハムとチーズ)

タパス(オリーブ、チョリソー)、バゲットが提供された後、

ますは生ハムとチーズが出てきました。

これが…


人生で1番美味しい生ハム!!


でした。生ハムは豚の種類や職人の切り方によって大きく味が変わってくるらしいのですが、その両方が相当のハイクオリティなのでしょう。これまでに食べたことがないほどの感動的な美味しさでした。

また食べに行きたい…

当然、チーズもとても美味しかったです。

生ハムチーズ赤ワインの組み合わせを頂いている時は、本当に至福のひとときです。

コース料理2品目(?????)

すみません。どのような味か忘れてしまいました。笑

確か、何かしらのお肉をすりつぶしたものにナッツが混ざっていたと思います。

味が想像できないという点で、楽しんだ記憶があります。

コース料理3品目(炒め物)

ベーコン、ピーマン、卵、ポテトチップスをあえた炒め物です。

炒め物にポテチを混ぜるという発想は無かったですが、これもそれぞれの食材の風味がうまく組み合わさった絶品でした!

コース料理4品目(アスパラガスと岩塩)

アスパラガスに岩塩をかけたものです。

シンプルですがこれがまた良い!

これまでアスパラを家で調理したりすることが無かったのですが、
ここに来て以来、ステーキと一緒にアスパラを食すようになりました。

コース料理5品目(フィッシュ&チップス)

ん!?チキンナゲット?

と最初は思いましたが、

フィッシュ&チップスです。

これは想像通りの普通に美味しいフィッシュ&チップスです。

コース料理6品目(赤身肉)

それなりに満腹感が満たされてきたところで、

一緒に行った友人と「でもまだ肉が出てきてないよな?せっかくならもし肉が来なかったら別に注文しよう!」と言っていたら、

出てきました!

牛の赤身ステーキ!

シンプルに岩塩を振りかけただけで、肉本来の味が口中に広がり、とても美味しかったです!

脂分が少なく、赤身が豊富でめさっぱりしており、少し満腹感があってもお腹に入ります。

少しレアの状態でお肉が出てくるため、陶板の熱いお皿で自分の好みの焼き加減で食べることができます。

お皿は店員の方に言えば交換してもらえます。

これもぜひまた食べに行きたい!!

デザート(レモンシャーベット)

最後にデザート(軽いお菓子)を頂くのと同時に、お肉の消化を促すために、

レモンシャーベットが提供されます。

このシャーベットがまた美味しく、お腹一杯の胃の中をさっぱりさせてくれます。

コーヒーとお店のキャラクター?

最後にコーヒーを頂き大満足です。

砂糖の袋にはアサドール・ドノスティアラのキャラクター?らしきものが描かれていました。

まとめ

このお店に来るまでは、バスク料理と言っても何もピンと来なかったのですが、

シンプルながらも味わい深い料理が多く、
素材の良さを存分に引き出した料理を創作しているのだなと思います。

アサドール・ドノスティアラは、
店員さんのサービスも気さくでホスピタリティ精神に溢れていて、気持ちの良い食事の時間が過ごせました。生ハムと赤身肉は絶品です!

日本で同じ金額を出して、これだけの料理とサービスの質を期待できるお店は少ないと思います。

途中でも述べた通り、料理もサービスも何か家庭的な雰囲気があり、居心地の良さを感じます。

そうでありながらも、著名人御用達のお店ということで、ちょっとセレブになった気分で食事をすることもでき、大満足のディナーでした。

矛盾しているようですが、家庭的な空気とセレブに酔い痴れた雰囲気を両方感じることができる素晴らしいお店であるということです。

運が良ければ有名人に会えるかも?

そんな淡い期待を抱きつつ、素晴らしい料理とサービスを、スペインの首都マドリードで味わってみてはいかがでしょうか。