エティハド航空ビジネスクラス搭乗記【名古屋→北京・アブダビ】

エティハド航空とは?

エティハド航空は、アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビを本拠地とする国営の航空会社。
航空会社のサービスを評価する、イギリス・スカイトラックス社の格付けではANAやJALと同じく、実質最高評価のファイブ・スター・エアラインズの称号を得ています。

中東の3大航空会社[エティハド航空・エミレーツ航空・カタール航空]の1つと捉えられており、日本では成田空港中部国際空港から就航しています。

最近のニュースを見ていると、同国のライバルであるエミレーツ航空に業績面で大差を付けられているというのを目にします。しかし、石油で潤っている中東の会社だけあって、金銭的なゆとりがあるのか、サービスは一級品でした。

アライアンスには加盟していませんが、世界中の多くの航空会社と個別にコードシェアを行なっています。日本ではANAとコードシェアを行なっており、エティハド航空を利用すればANAのマイルを貯めることができます。

Youtube動画もよかったらご覧ください。

なお、Youtubeにも今回のエティハド航空ビジネスクラス搭乗記をアップしています。

ご視聴及びチャンネル登録をしていただけると嬉しいです。

フライト詳細

便名: EY889
経路: 名古屋[セントレア]→ アブダビ(北京経由)
日時: 2018年3月24日(21:20発) → 2018年3月25日(06:05着)
所要時間: 13時間45分
機材: B787-9
使用ラウンジ: スターアライアンスラウンジ

成田発のエティハド航空であればアブダビまで直行便が飛んでいるのですが、名古屋発は北京に途中降機します。そのため、所要時間が13時間〜14時間ととても長くなります。北京では飛行機から降りる必要は無く、北京で搭乗するお客さんを待つという形です。

2019年3月30日まではこのフライトは週5便でしたが、
2019年3月31日より週7便毎日体制に変更されました。
ありがたいです。

中東系のエアラインに乗るのは初めて。
そして、人生初のビジネスクラスということで、当日はとても興奮していました。
なにせ、エティハド航空のビジネスクラスはめちゃくちゃ評判が良いと聞いていたので。

中部国際空港(セントレア)

金曜日のセントレアの夜便

金曜日のセントレアの夜便はこんな感じです。東(南)アジアとハワイの便が並ぶ中、1つだけアブダビの文字があるのは少し違和感があります。今回の旅は、アブダビでのトランジット中にドバイを観光し、スペイン・マドリードに行くという日程でした。

チェックイン

チェックインカウンターの様子

出発2時間半ほど前にチェックインカウンターに行きましたが、ご覧のように右側のエコノミークラスのチェックインカウンターには長蛇の列ができていました。

しかし、今回はビジネスクラス利用ということで、左側のガラガラのビジネスクラス専用チェックインカウンターを利用し、あっという間に手続きが終わりました。そして、保安検査とパスポートチェックへ!

ビジネスクラス専用チェックインカウンター

スターアライアンス・ラウンジ

制限エリアに出てきらたら、早速ラウンジを利用しました。
エティハド航空ビジネスクラス利用者は、セントレアではスターアライアンス・ラウンジを利用できます。
制限エリアに出てきて、右手に進んでいくと写真のような案内看板が出てきます。そこからエレベーターを使ってラウンジに行きます。

ここのラウンジは縦長の構造をしていて、全面に窓があるため、飛行機を眺めることができる上、明るく開放的な雰囲気です。ソファーやテーブルも用途に合わせて使えるだけの種類があり、軽食もそれなりに充実していました(ソフトドリンク、アルコール、おにぎり、サンドイッチ、カレー、パスタ、チキンナゲット等)。

ちなみに、カレーがめちゃくちゃ美味しかったです!!
気持ちをグッと堪え、ビジネスクラス利用のため、おかわりは我慢しました。

時間帯によってはとても混雑するようですが、ご覧のように、夜の時間帯はほとんど人がいませんでした。

機内

さぁ、いよいよ搭乗です!!
エティハド航空の塗装はめちゃくちゃカッコイイです。
ここまで高級感を醸し出す飛行機は世界中探してもなかなか無いのではないでしょうか。

エティハド航空の外観

金ピカです。
(写真はマドリード空港で撮影した同じ機材です。)

それに加えアラビア感満載の雰囲気はとてもエキゾチックで興奮します。

座席

ビジネスクラス機内

機内の様子はこんな感じです。自分の席から撮った写真です。
今回はビジネスクラスの最後方の11Eの席でした。
座席配列は1ー2ー1。写真の奥の方が前方座席で、手前が後方座席です。


ん!?

なんか変な感じがしませんか!?


そう。前を向いている席と、後ろを向いている席が混合しています。
前向き&後ろ向きのスタッガード(ジグザグ配列)です。

意外にも、フルフラットのビジネスクラスの元祖はこの形です!
ブリティッシュ・エアウェイズが世界で初めてフルフラットシートを開発した時の配列です。
空間を最大限利用できるため、それぞれの座席に広さを確保できるのが利点です。

電車ではたまに乗ることはあるでしょうが、飛行機で後ろ向き座席に乗ったことのある人は少数派だと思います。

当然、後ろ向き座席は人気の無い座席となるでしょうが、実際に乗ったことのある方のレポートを見ると、敬遠する必要は全く無いと思われます。

なぜなら、離発着の時に多少違和感はあるものの、飛行中は全く気にならない(後ろ向きであることを完全に忘れてる)という意見が大半だからです。

座席11E

今回は友人と2人旅で、距離感の近い隣同士の席が良いということで、真ん中の隣同士の席を確保しました。ここは前向きの席となっております。

座席はとても広く、ビジネスクラスの中でもかなり良い方ではないでしょうか。
通路に出るまでに空間があり、プライバシー性は高いと言えます。

中央座席の様子

このように、相方と会話を楽しむことができますし、真ん中のパーテーションをあげれば、プライバシーを確保することもできるため、隣が知らない人でも安心です。

真ん中の壁を自分で調節できる点は本当にありがたいです。ANAの国際線ビジネスクラスは席が隣接していても壁で仕切られており、家族やカップル、友人で旅行する時は少々不便なので。

逆隣を見ると、

「あれ!?」

「これ隣の人とこんにちは状態じゃない!?」

と思うかもしれませんが、
写真の右上を見てわかるように、座席にパーテーションが付いていますので、
お互いの顔が見えないようにすることができますので安心してください。

ライトがおしゃれです。

機内は高級感溢れる洗練された雰囲気で、間違いなくインスタ映えします。

【左側】液晶のリモコン。PSPみたいで、画面も大きく操作性抜群!
【右側】リクライニング、ライト、コールボタンはタッチパネル!

そしてウェルカムドリンクのシャンパン。
しっかり背の高いグラスを使っています。

足元は奥に行くにつれて狭くなります。
もう少し幅があると嬉しいですが、ビジネスクラスの中では充分な方だと思います。

フルフラットにした時の様子

座席を倒すとこんな感じです。
通路からも離れていて、パーテーションをあげることで隣も気にならず、周りを気にせずゆったり過ごせます。サイズ的にはANAの国際線のビジネスクラスと同じくらいの広さだと思います。

アメニティ

ご覧のように「LUXE」というメーカーのアメニティキットをCAさんが持ってきてくれました。
(すみません。中身の画像を撮り忘れていました。)

ポーチがめちゃくちゃおしゃれで、世界各国の都市名を名前として、数種類提供しているようです。
私は「アブダビ」をいただきました。せっかくエティハド航空に乗ったのだから、これが一番欲しいと思ったのでラッキーでした。

一緒に行った友人は、ピンクの「バンコク」を貰って不満に思い、「ローマ」に変えてくれないかとお願いしたところ、最初は断られましたが、最終的に余っていたのか、数分後持ってきてくれました。

ありがたいサービス精神です。

スポンジの素材で使い勝手が良く尚且つおしゃれ

最近は旅のトラベルポーチとしても重宝しています

ご覧のように、トイレの中までゴールド色が出ていて、高級感が伝わってきます。
雰囲気が良い!

機内食[機内サービス]

1回目(夕食)

北京経由でアブダビまで合計13〜14時間かかるため、機内食は2回(夕食・朝食)出ます。

とりあえず、1回目の食事(夕食)は次のようなメニューでした。

1回目の食事(夕食)のメニュー

機内食は、運航するその国の郷土料理を頂きたいものですが、
中東料理といっても、イマイチピンときません。
この旅でドバイで訪れたレバノン料理はとても美味しかったですが、それっぽい機内食はUAEの航空会社のため当然ありませんでした。
日本発の飛行機ということで、メイン料理和食系(赤魚)にしました。

前菜のローストチキン

前菜はこんな感じです。
ナイフやフォークはシルバーで、お皿やグラスも高級感があります
ローストチキンは大根おろしとの相性が抜群で、とても美味しかったです。

メインディッシュの赤魚

普段こんな立派な和食を食べることはめったにない私にとって、贅沢すぎる食事です。
にんじん、きのこ、魚の火の通し方は完璧で、魚とあおさのりソースの相性も素晴らしく、どれもとても美味しく頂きました。

デザート

デザートは抹茶と小豆のロールケーキに、栗とドライアプリコットが付いています。
普通に美味しかったです。

カフェラテ

最後にカフェラテを飲みましたが、なぜかここはプラスチックの器

なぜコーヒーカップじゃない?

これだけは少し不満です。

間食

次の食事までの間かなり時間がありますが、
ビジネスクラスであればいつでも頼める軽食があるため、空腹で困ることはありません。
ANAであればここで一風堂のラーメンや銀だこを頂くことができます。

私は夕食を食べたらもう夜の12時頃になっていたため寝ましたが、
友人は軽食として、赤ワインに、チーズ、クラッカー、フルーツのセットを頼んでいました。

ナッツ
チーズ、クラッカー、フルーツ

軽食の割には立派な食器類と盛り付けです。
さすがエティハド航空!

2回目(朝食)

フルフラットシートでぐっすり睡眠を取って起床すると、長いフライトもあと少し。
到着前の2回目の食事(朝食)です。

前菜もメインも、数種類ある中から選ぶという形式です。

左が前菜のヨーグルト、右がアラビア風ポーチドエッグ

前菜はヨーグルト、メインはアラビア風ポーチドエッグを選びました。

少しスパイスの効いたポーチドエッグは日本では食べられないアラビアンな風味です。
牛と羊のソーセージはかなりクセのある味でした。好みが分かれそうです。

ヨーグルトの具もクランベリーアーモンドクランチなんて食べたことがなく、
興味深く頂きました。美味しかったです。

パンも暖かくてとても美味しい!!

前菜:コールドミートとチーズ
メイン:マッシュルームとパセリのオムレツ

一緒に乗った相方は前菜にコールドミートとチーズメインにマッシュルームとパセリのオムレツを頼んでいました。

アブダビ国際空港

長い長いフライトを終え、アブダビ国際空港に到着しました。
10時間以上の長距離フライトでしたが、ビジネスクラスは至れり尽くせり。

とりわけエティハド航空は機内食は美味しく、CAさんのホスピタリティも素晴らしい。
ずっと乗っていたかったです。笑

近代的でイスラム風のエキゾチックな建物を映し出す、到着時のモニターです。ワクワクします。

アブダビ国際空港

空港はドバイと比較すると小規模です。飛行機の素晴らしさの割には、案外洗練されている感じではありませんでした。

エティハド航空利用者の無料のシャトルバス

UAEに来た場合、ほとんどの方がドバイを観光すると思いますが、アブダビからドバイまではそれなりに距離があります。車で1時間ほどです。

エティハド航空利用者は、このような無料シャトルバスを利用することができます。
(事前にホームページから予約する必要があります。)

ありがたいサービスですね。
ただ、それくらいはしないとエミレーツにお客さんをどんどん奪われていくでしょうが。

トランジットエリアの「蜂の巣」①
トランジットエリアの「蜂の巣」②

アブダビ国際空港といえば、トランジットエリアのターミナル1にある、この「蜂の巣」が有名ですね。

これだけゴージャスな天井は世界中の空港を探してもなかなか無いと思います。

搭乗まで時間がある場合はぜひ訪れてみてください。

アブダビ(ドバイ)でのトランジット観光の様子はこちら↓をご覧ください。

トランジット観光のYouTube動画

エティハド航空のビジネスクラスは低価格で乗りやすい!

エティハド航空を利用したことが無い方であれば、
これだけゴージャスな空の旅は相当高いのではないかと思うかもしれません。

しかし、エティハド航空のアブダビ経由ヨーロッパ行きはスカイスキャナー等で検索すると、
意外と安値で出てきます。


そして、エティハド航空はビジネスクラスに安値で乗りやすい航空会社です。
というのも「アップグレード入札」という面白い制度を採用しており、
これは、空席がある限り、オークション形式で1つ上のカテゴリーの座席を確保できるというシステムです。

今回の旅では、相方がこの形式を利用し、約6万円で名古屋→アブダビ間をエコノミークラスからビジネスクラスにアップグレードしました。

「そんなに大金を出したくはないけど、ちょっとビジネスクラスを体験してみたい。」

という方はエティハド航空はオススメです!


ちなみに私は、エコノミーの航空券を購入した後、マイルを使ってビジネスクラスにアップグレードしました。マイルをどうしたら沢山貯めることができるのかについては、以下の記事をご覧ください。